手足の痺れってどんな症状?
長時間の正座や朝起きた時に腕を挟んでしまっていて、手足などにしびれ感を感じてしまった経験はあるかと思います。
これは神経周囲のタンパク質が原因であると言われています。
正座などにより血行が一時的に悪くなった後、血流が流れた際にタンパク質が出す活性酸素が、神経を刺激するために出るしびれであると言われています。
活性酸素は身体に害を及ぼしてしまうのですが、酸素を摂取したうちの2%が活性酸素になってしまい悪影響を出してしまいます。
しびれの度合い、箇所、しびれの時間の長さなどそれぞれ症状に応じて原因は様々だからこそきちんと鑑別することが大切です。
症状別にみるしびれ
頸椎症性神経根症
首や肩甲骨付近、腕や手指など広い範囲でしびれを感じる場合、「頸椎症性神経根症」の疑いがあります。これは加齢による首の骨(頸椎)や周りの組織が変化する事で神経を圧迫してしまう状態で、どちらか片側にのみ症状が出る事が多いです。
ご高齢の方に症状が出るケースが多く症状の度合いは人によって異なります。
人によっては首肩回りの重だるさや疲労感を訴える方もいます。
手根管症候群
親指・人差し指・中指と薬指の親指側半分の手のひら側だけがしびれている場合は、正中神経の圧迫である手根管症候群が最も疑われます。
これは正中神経が手首にある「手根管」というトンネル部分で圧迫された状態で起こります。
朝目が覚めたときにしびれや痛みが強くなり、手指を動かすと軽くなるのが特徴です。
これは血流不全が解決されることで緩和します。
また、ひどくなると親指と人差し指できれいな丸(OKサイン)ができなくなり、物をつまんだりなどの動作がしづらくなります。
携帯を触ったりパソコン操作もままならない方もいます。
妊娠・出産期や更年期の女性に多く見られます。骨折などの怪我、仕事やスポーツでの使いすぎなどでも症状が出る場合があります。
肘部管症候群
小指と薬指の小指側半分の手の甲側がしびれたら、「尺骨神経」の障害であり肘部管症候群が最も疑われます。
原因としては、手首を固定している靭帯が厚くなったり、ガングリオンと呼ばれるでき物による圧迫や、骨折などの変形、野球などのスポーツで見られます。
橈骨神経麻痺
親指・人差し指・中指の手の甲側がしびれて、手首が日本の「お化け」のように垂れてしまう場合は「橈骨神経麻痺」が最も疑われます。
胸郭出口症候群
手の甲・前腕・二の腕がしびれている場合や両手がしびれる場合は、首の病気や「胸郭出口症候群」などが疑われます。
感覚と運動の両面に障害が起こります。
電車のつり革につかまる時や、洗濯物を干す時のように腕を挙げる動作でしびれが肩や腕、肩甲骨周囲に痛みと共に出ます。
なで肩の女性や、重いものを持ち運ぶ労働者に多く見られます。
様々な要因で「胸郭」と呼ばれる、胴体から出る神経の出口が圧迫されることで症状が出現します。
手のしびれをそのままにしない為に
しびれは原因によっては脳そのものに異常があることもあるため、しびれるだけだからと放置せずに、一度当院までお問い合わせください。
痺れや違和感をそのままにしてしまうと症状がよくならないだけではなく悪化してしまうかもしれません。神経の症状は楽になるまで時間がかかるものも多い為早めの受診をオススメします。
ループクエストグループのしびれ治療について
しびれに対しては原因として硬くなっている筋肉や血液のめぐりが悪くなっている神経に対して「トリガーポイント療法」や、鍼通電などの「鍼灸施術」が有効となることがあります。
また、医師の同意が得られた場合は鍼灸施術も健康保険が適応になることがあります。
また、しびれを根本的によくするためには筋肉の緊張を緩和することも大切ですが、筋肉に負担を与えてしまう原因である姿勢を良くすることも大切です。
姿勢を改善することで筋肉にかかる負担を減らしていくことができます。
骨盤に歪みがある方は同時に矯正施術をお受けになることをお勧めしています。
当院では姿勢分析を受けて頂けますのでご相談ください。
手のしびれは放置せず、数多くの患者様から喜ばれ、信頼されているループクエストグループでしっかりと施術しましょう!!