こんにちは。深井駅前で美容鍼灸、骨盤矯正、交通事故治療をしています。WING鍼灸整骨院です。
今日は姿勢のお話です。
不良姿勢の一つにスウェイバック姿勢というものがあります。
スウェイバック姿勢は一昔前までは疲労姿勢とも呼ばれていました。
中高年の人に多くみられ、みた目に覇気のない疲弊しきった印象を他人に与えることからこの名称がつけられてました。
スウェイバック姿勢の語源はボクシングのディフェンステクニックの一つで上体を反らして相手のパンチをかわす姿勢に似ているからです。
スウェイバック姿勢は基本的には猫背+フラットバックと同じパターンで胸椎後弯症(円背)と腰椎後弯症の複合型姿勢からなりますが、猫背+フラットバックと比較すると更に腹直筋、腸腰筋、大腿直筋の筋力の低下、あるいは過度な腹直筋、腸腰筋、大腿直筋の柔軟性が原因になる場合があります。
猫背、フラットバックについては猫背+反り腰、猫背+フラットバックの項で詳しく解説しているのでそちらを参照してください。
また、スウェイバック姿勢は膝が常に屈曲状態にあり(このためハムストリングスと下腿部はかなり固くなってしまっている)、且つ、正しい姿勢に比べ全体に骨盤の下部が前に突き出ているのが特徴です。
また、頭部が前に突き出て脊柱全体が大きく後弯しているため長期に渡りこの姿勢が定着すると脊柱の棘間靭帯と棘上靭帯が過度に引き伸ばされることになるので背部から腰部にかけての痛みが生じるようになります。
基本的に骨盤全体の後傾が強くなるので腰椎の前弯が消失しているため猫背+フラットバックのときと同様、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの構造的な疾患を患うリスクも高くなります。
姿勢を治し生き生きとした生活を送りましょう。